女の子のひな人形と同じように男の子には五月人形を飾りましょう
男の子が誕生した喜びと健やかな成長を願うのが端午の節句のお祝いです
男の子が誕生して初めての端午の節句、つまり今のこどもの日に初節句としてお祝いする習慣があります。家を継いでくれる男の子の誕生は、両親をはじめ祖父母から親戚までの喜びであり、男の子の健やかな成長を願ってお祝いをするのです。
現代では家長や長男という意識も薄れ、少子化の中では男女にこだわることなく、家族の中の位置や責任範囲もすべてが平等になったといえます。
しかし、子供の誕生し節句の時期まで元気に育ったことに感謝し、これからも丈夫に育つことを願うことは変わりません。女の子は3月3日に、男の子は5月5日にみんなで子供のいる幸せを感じましょう。
その気持ちを表すのが五月人形や鯉のぼりです。鯉のぼりは青空に悠々と泳ぐ姿が私達の願いをよく表しているのですが、現代の住宅事情ではなかなかそのスペースが確保できません。それでもアパートのベランダなどに小さな鯉のぼりなどが飾ってあるのを見るとほほえましくなります。
五月人形ならば大きさもスペースに合わせて選べますし、飾るのも簡単です。お雛様の男の子版と考えればよいかと思います。
五月人形を飾って、子供を囲んで親しい人達と一緒に、ちまきやかしわもちを食べながらお祝いをするというのはどうでしょう。