節句飾りQ&A

  • 雛人形
  • 五月人形
  • 鯉のぼり
  • 正月飾り
  • 市松人形
  • その他

雛人形について

Q.なぜ女の子の節句が3月3日なのですか?
A.3月の「初めの巳(み)の日」に、災いを人形に移して厄ばらいする「上巳節(じょうしせつ)」という行事がありました。
また古くから、子供の身のけがれや厄災などを「天児(あまがつ)」「這子(ほうこ)」と呼ばれる人形に身代わりとさせる風習がありました。
江戸時代となり、この「上巳節(じょうしせつ)」と人形を厄災の身代わりにさせる風習が結びつき、「ひな祭り」となりました。
人形を使った古来からの、おままごと遊び「ひいな遊び」が結びついたとも云われています。
また、3月3日はちょうど桃の花の季節でもあり、桃には邪気を払う力があると信じられていたことから、ひな祭りの日は「桃の節句」とも言います。

Q.ひな人形は、大人になっても飾っても良いものでしょうか?
A.問題ございません。子供のころだけや結婚するまでしか飾れないものではありません。
お祖父さんお婆さん、もしくはご両親からプレゼントされた大切なお守りですので、末永く大切にお飾りください。
お子さまにプレゼントされた雛人形や、お孫さんにプレゼントされた雛人形とご一緒に、三代飾りしていただくと一層華やかです。Q.木目込み人形とは何ですか?

Q.木目込み人形とは何ですか?
A.桐の木を細かく砕いて粉末にした「桐糊」を型抜きし、それに金襴や友禅などの布地をヘラで入れ込んで(木目込む)着せ付けていく、お人形のことです。
江戸中期より作られるようになり、衣裳着よりも造形的なできばえが特長になっています。

Q.男びなと女びなの左右の配置は決まりがありますか?
A.古来の日本文化では、男性は向かって右、女性は向かって左とされてきました。現在でも京都地方ではおひな様もそのように配置されています。
しかし、それ以外の地域では逆に右にお内裏様、左におひな様を飾る傾向にあります。
これには昭和天皇の即位礼に倣ったとか、西洋化の影響など諸説あります。ですから、ご家庭毎に配置を決めてかまいません。

五月人形について

Q.五月人形の由来は?
A.節分の豆まきも同様ですが、古来よりわざわいは家の外から侵入してくると考えられていました。それを防ぐため江戸時代の初期、武家では端午の節句に幟や長刀などの武具類を屋外に飾ったのです。
町民たちもそれを真似て、家の前に柵をつくり、そこに作り物の兜や長刀、槍、幟、吹流などを立て並べました。このとき、町民たちは天の神様に降りてきていただく目印として、兜の頂の部分に勇ましい人形の細工物をのせる工夫を施しましたが、のちにこの兜から人形が独立して飾られるようになり、これが五月人形のそもそもの始まりであるといわれています。

Q.五月人形は誰がいつ買うの?
A.父方の実家がそろえる場合も、母方の実家から贈られることもあります。
最近ではこいのぼりと内飾りを両家で持ちあったり、かかった費用を折半することもあります。五月飾りは縁起物ですが、勇壮な姿を楽しんでいただくため、3月下旬から遅くとも4月中旬ごろまでの間に飾るのが良いでしょう。

Q.お父さんやお兄ちゃんの五月人形を赤ちゃんにゆずってもいいのですか?
A.五月人形は、それぞれの子どもの幸福を祈るという意味からいうと、本来は別々に揃えたいものです。やむをえずお父さんの五月人形を飾る場合にも、何かそのお子さんの「お守り」となるような品や記念の人形を求めて一緒に飾ってあげるのがよいでしょう。

Q.初節句のお祝いへのお返しはどのようにしたらよいのでしょうか?
A.基本的に、初節句に頂いたお祝いにお返しは必要ありません。
近親者から五月人形を贈られたのなら、初節句のお祝いの席にお招きするのがいちばんですし、遠方なら、お節句の後、五月人形と一緒に写した赤ちゃんの写真を添えたお礼状を早めに出しましょう。

鯉のぼりについて

Q.鯉のぼりは、いつからいつまで挙げるの?
A.鯉のぼりを揚げるのは、できればお節句の一か月前から遅くとも一週間前には揚げるのをお薦めしています。
片付けは、梅雨時期に入る前の。五月中旬から下旬を目安にしましょう。

Q.吹き流しについて、いろんな種類があるのは、どうして?
A.吹き流しには大きく分けて、五色吹き流しと柄物吹き流しがあります。
五色吹き流しには「魔除け」の意味合いがあります。
柄物吹き流しは、鯉が竜門の滝を登り終え龍になった姿が描かれたものなど、地域によって様々なデザインが製作されていますが、
どれも、お子様の健やかなる成長と出世を願った縁起の良い柄とされています。

お正月飾り

Q.羽子板と破魔弓はなぜなぜお正月に関係あるのでしょうか?
A.羽子板も破魔弓も、ともに古来からの行事であった新春の年占いや厄張りがその始まりです。
もともと、弓矢で的を射て年占いをした宮中行事が後に破魔弓となり、また女の子がお正月に羽根を突いて、その年の厄払いをしたことが、美しい羽子板を生み出したのです。

Q.羽子板や破魔弓は、いつからいつまで飾るの?
A.十二月の中旬以降の飾りつけが望ましいでしょう。ただし、近年ではクリスマスの25日が過ぎてからが多いです。お正月には、贈って頂いた方々を招いて、ご家庭でおもてなしをするのもお薦めです。もちろん、どんなお節句事、お祝いの席では主役は赤ちゃんです。
片付けるのは、1月15日頃が良いとされています。その理由には、丁度その頃に、お正月飾りを焼く左義長(さぎちょう)という「どんと焼き」の行事が行われるからです。なお、羽子板飾りや破魔弓飾りは、お正月だけではなく、ひな人形や五月人形の脇飾りとして飾っても良いでしょう。

市松人形について

Q.市松人形の由来を教えてください。
A.市松人形の名前の由来としては、江戸時代の歌舞伎役者の佐野川市松に似ていたためという説や、当時「市松」という名前の子供が多かったという説、そして市松模様の衣装を着せ付けられていたため、など様々な説があります。
その昔、江戸で「人形」と言えば、市松人形を指すほどだった女児の遊び道具・おもちゃでした。
もともと着せ替え人形としてや、抱き市松などだっこしてお友達のように親しまれていましたが、今では観賞用のお人形として日本を代表するお節句人形・お祝い人形の伝統工芸品です。
また、ひな人形の脇飾りとしてご購入頂いたり、赤ちゃんが産まれたご家庭に、ご親戚や親しい方々が初節句のお祝いのお品として贈られることが多いです。
“お出迎え人形”としても有名で、ひな人形は母方ご実家から贈られ、ひな人形をお出迎えするのが市松人形で、その市松人形は父方のご実家がご購入される習慣もある、美しい日本の伝統文化です。

Q.市松人形は、いつ飾りますか?
A.おひな祭りの時には、ひな人形の添え飾りとして横に飾りますが、通常、床の間やリビングボードの上など場所を選ばず飾れます。
※ケース入りは品質保持ができますので安心ですが、陽の光があたらない場所であれば、そのままで飾っておいても大丈夫です。
ひな人形のように、桃の節句の時期だけ飾るのではなく、季節を問わず一年間を通して飾ることが出来るのも魅力の一つとなっております。

その他のよくある質問

Q.お店の営業時間と定休日を教えて下さい。
A.当社・工房天祥は、平日9時~18時まで営業しております。
定休日は、土日・祝日です。
店舗は、1月5日~5月5日までは無休で開けております。

Q.お店には駐車場はありますか?
A.当社の玄関前と、近くに駐車場スペースがございますので、お車でお越し頂けます。

Q.注文したら、どのくらいで発送できますか?
A.ご注文いただいた商品にもよりますが、在庫のある商品の場合、3~5営業日で発送可能です。