日本で古来より女の子のお守りとして贈られてきたのが羽子板です。
健やかな成長への願いを込めた、その子だけの特別で美しいお守り
赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月が初正月です。
日本では昔から女の子が生まれると正月飾りとして羽子板を贈る習慣があります。
羽子板はその昔、厄除けや魔除けとして用いられてきたといわれています。
栄養が不十分で医療も十分でなかった時代に、大切な娘が無事に成長しますようにとの願いを込めて美しい羽子板を飾るようになりました。
その後羽子板を使った羽根つきもお正月の女の子の遊びとして親しまれるようになり、いつも身近にあり見守ってくれる存在でした。
このように、女の子にとってはとても意味のあるものですから基本的には一人にひとつとされています。
誰かのお下がりなどでは本来の意味を成さないのです。
また、一般的には祖父母や親戚から贈られることが多いようです。
羽子板にはみんなの願いや愛情がたっぷり込められているのです。
では、実際にいつからいつまで飾ればよいのでしょうか。
初正月というくらいなのでお正月だと思いがちですが、実は暮れから年明けまでとされています。
ですから、12月の中旬くらいから1月の中旬くらいまで飾るとよいでしょう。
最近ではデザインやサイズなど実に様々な種類のものが販売されています。
お子さんのイメージや自分たちのライフスタイルなど、ぴったりと合うものに出会えるよういろいろ見て回ってみるのもいいですね。