高く上るや、こいのぼり♪

鯉のぼり、いいですね~。初夏らしくて。
悠々として、見上げていると
なんだかおおらかな気持ちになれます。

鯉のぼりの由来

鯉のぼりは、中国の登竜門の故事に由来しています。
「鯉の滝登り」ってやつですね。
黄河の上流の急な流れを鯉が上るということから、鯉は出世魚として考えられ、
子供の立身出世の象徴として江戸時代から、盛んに立てられるようになったそうです。
また子供が産まれた家では、「この家の子供をお守り下さい」と天の神様に向かって目印に立てたという話もあります。

さて登竜門の故事はとてもロマンチックだってご存知ですか?

昔々中国の霊山に「竜門」という滝があり、
その急流の滝を登り切った鯉には霊力が宿り、龍になると言われていました。
ある時一匹の鯉が激しく落ちる滝水に逆らいながらも、懸命に滝を登り切ったまさにその時!
鯉の体はまぶしい光を放ち輝きながら龍へと変身し、悠々と天に昇っていったというお話です。中国では、龍(ドラゴン)は皇帝の象徴ですから、とっても縁起の良いものだったのでしょう。ここから、人生の中で困難に遭遇しても、この鯉のようにたくましく立ち向かい、やがて成功することを願って鯉のぼりが生まれたと言われます。

最近の鯉のぼりの傾向

核家族化の影響でしょうか、最近鯉のぼりをあげる庭や場所がないと言うことで、
鯉のぼりもコンパクト化が進んでいます。
庭に屋根より高くならないように(?)あげらるガーデンサイズや、
マンションのベランダにあげられるベランダセットなどが盛んに売られていて好評のようです。
セットなので、風車から吹き流し、ポール、ヒモ、真鯉・緋鯉・青鯉と全部揃っていて、
買ってきてすぐにセッティング出来るのが喜ばれているようです。
昔は、木の棒を立てて鯉のぼりを揚げるので、その棒を立てるだけで一苦労だったそうですが、最近はエアーを送り込むとスライド式になったポールがぐいぐい上がっていき、
下ろすときは、エアーを抜くだけという、女性でも簡単に上げ下ろしできるのものがあるので、スペースがあるなら「屋根より高い鯉のぼり」って言うくらいですから、
悠々と鯉のぼりが泳げるように高いポールを立ててあげたいような気もします。

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