江戸時代からの風習である節句は、大切な意味がたくさん込められています
男の子の節句における鎧兜、鯉のぼり、人形に込められた意味とは
端午の節句である子どもの日は、男の子のための節句として祝われています。
特に男の子が生まれて初めての子どもの日は、初節句として盛大にお祝いします。
鎧兜や幟旗などを飾るのは、江戸時代の武家社会から生まれた風習で、子どもの
健やかな成長と家の繁栄を願ったものです。
やがて町民の間にも風習は浸透し、市井でも兜や人形、鯉のぼりを飾るようになりました。
鎧兜は、身を守る道具なので、事故や病気から子どもを守るという意味が込められています。
鯉のぼりは、立身出世の意味が込められています。
鯉は非常に生命力が強く、中国では荒波を超え、滝を登り竜になって天に昇る
という言い伝えがあります。
そのことから、辛いことも乗り越えて人生を成功させられるようにという祈りが
込められています。
五月人形は、男の子の成長を見守ってくれる守り神のような存在とされています。
初節句の場合、五月人形はお嫁さんの実家から贈られるのが一般的ですが、
最近では両家で折半する場合やパパママが自分たちで揃えることもあるようですね。
近年では昔からの行事を省略することも増えてきましたが、節目節目のお祝いは
意味があり大切なことです。
無理をすることはありませんが、お子さんの健やかな成長を祈って、
家族で端午の節句をお祝いしてはいかがでしょうか。
きっと楽しい思い出になることでしょう。