女の子の健やかな成長と幸せを願って飾られる雛人形の歴史について

受け継がれる日本の歴史・風習の素晴らしさ、それをまた受け継いでいく

人形に込められた親の想いや願い、それは人形と共に女の子をずっと見守ってくれる

ひなまつりに雛人形を飾るのは日本の古くからの風習で、女の子が健康に育つように、幸せになるように、と願いが込められていることをご存じの方は多いと思います。
では、この雛人形は一般的に女性の実家から贈られる人形だとされていることはご存じでしょうか。
正式には、嫁いだ人の実家というのが正しいので、もし婿養子であるなら男性の実家ということになります。
これは、かつて嫁入り道具の一つとして雛人形を婚家に持ち込んでいたという日本の歴史が受け継がれているからなのです。
これを知って素敵な話だと思いませんか。
大切な我が子の為にと準備してくれた親の願いを持って嫁ぐ、そして嫁ぎ先に持ち込んだ人形は、親の想いや願いと共に、ずっと幸せを見守ってくれるということなのではないでしょうか。
現在は、この風習が少し形を変えて嫁いだ女性、もしくは男性の実家から誕生した女の子の為に、ひなまつりに贈られる人形となっていますが、これもまた親から子へ孫へと、その想いや願いが込められていると言えると思います。
このように、日本の素晴らしい文化や風習は、形は変わっても代々受け継がれていることがよくわかりますよね。
近年、住宅事情などで購入を控える人も多いと思います。
しかし、願いが込められていればどのような物でも良いとは思いませんか。
例え小さな人形でも親の想いや願いは同じで、女の子の健康、幸せを見守ってくれる大切な人形になるはずです。

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